肝癌QI一覧
治療前評価 | |||
QI 1 診断時腫瘍マーカーの測定 | |||
分母 | 肝細胞癌と診断された患者数 | 分子 | AFP,PIVKA-IIの両方を診断から治療までの間に測定された患者数 |
QI 2 治療前画像検査 | |||
分母 | 肝細胞癌に対して手術、経皮的局所療法、肝動脈(化学)塞栓療法のいずれかが行われた患者数 | 分子 | CTまたはMRIによるdynamic studyがその前に行われた患者数 |
QI 3 治療前の記載事項 | |||
分母 | 肝細胞癌に対して治療を受けた患者数 | 分子 | 治療開始前のStage分類(TNMまたはTNMの判定因子)と肝機能(Child-Pugh分類または、肝障害度)の診療録記載がある患者数 |
QI 4 ICG 15分停滞率の測定 | |||
分母 | 初回に肝切除術を受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | ICG 15分停滞率が治療開始前に測定された患者数 |
局所療法(手術・TA(C)Eを含む) | |||
QI 5 治療法の選択(腫瘍径3cm以下、個数3個以下) | |||
分母 | 肝障害度Aで腫瘍径が最大3cm以下、個数3個以下の肝細胞癌患者数 | 分子 | 肝切除術または局所療法(経皮的エタノール注入(PEI)、マイクロ波凝固(PMCT)、またはラジオ波焼灼療法(RFA))が行われたか、行わない場合は理由の記載がある患者数 |
QI 6 治療法の選択(腫瘍径3~5cm) | |||
分母 | 肝障害度Aで腫瘍径が3~5cmの単発性肝細胞癌患者数 | 分子 | 肝切除術が施行されたか、施行しない場合には理由が記載される |
QI 7 治療法選択の患者への説明(肝障害度A、B) | |||
分母 | 肝障害度AまたはBで腫瘍径が最大3cm以下、個数3個以下の肝細胞癌に対して肝切除術または局所療法を受けた患者数 | 分子 | 施行されなかった方の治療についての診療録記載がある患者数(説明文を渡した記載でも可) |
QI 8 治療法選択の患者への説明(肝障害度C) | |||
分母 | 肝障害度Cで肝移植以外の抗がん治療を受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | 期待される効果とリスクに対する説明の診療録記載がある患者数 |
QI 9 経皮的局所療法の選択 | |||
分母 | 初期治療で、経皮的エタノール注入療法(PEI)が行われた肝細胞癌患者数 | 分子 | ラジオ波焼灼療法(RFA)を施行できない理由の診療録記載がある患者数 |
QI10 肝動脈(化学)塞栓療法(TA(C)E)の適応 | |||
分母 | Stage IVa以下でVp0~2、かつChild-Pugh分類A、Bの肝細胞癌患者で、手術・局所療法不能の患者数(手術・経皮的局所療法が診断から3ヶ月以内に行われないもの) | 分子 | TA(C)E/TAIまたは、分子標的薬治療が行われた患者数 |
QI11 再発患者の治療(肝障害度Aの腫瘍径3~5cmの単発性肝細胞癌) | |||
分母 | 肝障害度A、単発性で腫瘍径3~5cmの再発肝細胞癌患者数 | 分子 | 肝切除術が行われた、または行われない理由の診療録記載がある患者数 |
QI12 再発患者の治療(肝障害度Aの腫瘍径3cm以下の単発性肝細胞癌) | |||
分母 | 肝障害度A、単発性で腫瘍径3cm以下の再発肝細胞癌患者数 | 分子 | 肝切除術または局所療法が行われた、または、行われない理由の診療録記載がある患者数 |
QI13 再発患者の治療(肝障害度Aの腫瘍径3cm以下、個数2~3個の再発肝細胞癌) | |||
分母 | 肝障害度A、最大腫瘍径3cm以下、個数2~3個の再発肝細胞癌患者数 | 分子 | 肝切除術または局所療法または肝動脈(化学)塞栓療法(TA(C)E)が行われた、または、行われない理由の診療録記載がある患者数 |
QI14 リピオドール肝動脈(化学)塞栓療法(TA(C)E) | |||
分母 | TA(C)Eを受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | リピオドールが混合して使用された患者数 |
QI15 肝移植の適応の説明 | |||
分母 | ミラノ基準内、肝障害度Cで65歳以下の肝細胞癌患者数 | 分子 | 肝移植の可能性の説明がなされたことの診療録記載がある患者数 |
術後の記載と説明 | |||
QI16 術後の診療録記録 | |||
分母 | 肝切除を受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | 病理所見上vpと分化度の診療録記載がある患者数 |
QI17 術後再発リスクの記載 | |||
分母 | 肝切除術を受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | 術後、再発リスクについての主治医の判断の診療録記載がある患者数 |
QI18 術後病理所見の説明 | |||
分母 | 肝切除術を受けた肝細胞癌患者 | 分子 | 術後、病理所見についての説明の診療録記載がある患者数 |
全身療法 | |||
QI19 全身化学療法 | |||
分母 | 分子標的薬治療が行われた肝細胞癌患者数 | 分子 | TA(C)E適応外または不応であることのカルテ記載がある患者数 |
QI20 ホルモン療法 | |||
分母 | 肝細胞癌患者数 | 分子 | ホルモン療法が行われていない患者数 |
フォローアップ | |||
QI21 根治治療後の腫瘍マーカーの経過観察 | |||
分母 | 肝細胞癌の根治治療を受けた患者数(肝切除術、局所療法) | 分子 | 根治術(肝切除術、局所療法)から1年以内でのAFP、PIVKA-IIのいずれかが測定間隔が4ヶ月よりも短い患者数 |
QI22 肝動脈(化学)塞栓療法(TA(C)E)後の検査間隔 | |||
分母 | TA(C)Eを受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | 術直後のCTから2カ月以内にCT/MRIおよび腫瘍マーカー検査が行われた患者数 |
QI23 肝動脈(化学)塞栓療法(TA(C)E)後のフォロータイミング(画像検査) | |||
分母 | TA(C)Eを受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | 1年以内は少なくとも3ヵ月ごとの間隔で、画像検査(禁忌がない限り造影CT/MRI)のフォローがされている患者数 |
QI24 肝動脈(化学)塞栓療法(TA(C)E術)後のフォロータイミング(腫瘍マーカー) | |||
分母 | TA(C)Eを受けた肝細胞癌患者数 | 分子 | 1年以内は少なくとも3ヵ月ごとの間隔で、腫瘍マーカー(AFP、PIVKA-II) のフォローがされている患者数 |
QI25 再肝動脈(化学)塞栓療法(TA(C)E)の検討 | |||
分母 | TA(C)Eを受けた肝細胞癌患者のうち、腫瘍マーカーの増加、画像検査で腫瘍径の増大、血流豊富な腫瘍の出現のいずれかを示した患者数 | 分子 | 再TA(C)Eが行われた、または、その検討の診療録記載がある患者数 |