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① QIの測定にあたってのお願い

  • 本研究班では、作成したQuality Indicator(QI)を今後より良いものに改変していくため、皆様に広く使用・吟味していただくことを歓迎します。
  • QI実施率の測定結果は、測定した人、測定の方法などの影響を受ける可能性がありますので、
    十分注意してください。
  • 本研究班におけるQI実施率の測定方法を以下に示します。ご参照ください。
  • 測定結果を公表する際には、必ず QIの測定結果の公表にあたってのお願い をご一読ください。

本研究班では、以下のような方法でQI実施率の測定を行っています。
本来、本研究班では、このような測定方法を想定して、このQIを作成しました。
測定にあたっては、以下の方法を参考になさってください。

対象: 過去のある一定期間に新規に治療が開始されたすべての患者。
【例】
2007年の院内がん登録に「肺癌」の病名で新規に登録されたすべての患者
対象から
除外する患者:
・上皮性の癌以外の、特殊な組織型の患者(肉腫、カルチノイド、リンパ腫など)
・同時性の重複がん、多発がんを有する患者
・がんに対する治療を他の医療機関と併診している患者
・積極的治療を行わない方針となった患者(緩和ケアQI除く)
・盲検化(ブラインド)された臨床試験に参加中の患者
データの収集方法: 診療録をから必要な情報を収集する。
(電子カルテ、検査レポート、病理レポート、看護記録等を含む)
データ収集者:
実施率の算出者:
担当医師以外の第3者(主に院内がん登録担当者)
※本研究班では医師“以外”によるデータ収集を想定

多くのQIでは「標準診療を行われたか、『行われなかった場合には理由を診療録に記載する』」ということを指標としています。本研究班では、

  1. (1)実際に該当する「標準診療」が行われた患者の割合 と、
  2. (2)「その治療は行われなかったが、行わない理由が記載してあった患者」の割合 を

それぞれ集計することが望ましいと考えております。
詳しくは QIの測定結果の公表にあたってのお願い をご一読ください。