QI 7 手術リスクの説明
治療前評価
実施率の計算方法
分子: |
合併症の内容とその発生率、死亡率を含めた手術のリスクが説明され(患者に説明できない場合には代理人に)、その診療録記載がなされている患者数 | |
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分母: | 待期手術を受けた胃癌患者数 |
参照ガイドライン/先行研究
特になし
根拠
胃癌の手術におけるインフォームドコンセントの過程において、外科的治療と非外科的治療(化学療法や放射線治療など)の両者を含めた治療の選択肢について、医師と患者間で話し合うべきである。加えて、外科的治療においては術式に応じてさまざまな難易度や合併症発生率の違いが存在するため、外科的治療の選択範囲についても患者に対して説明する必要がある。また、患者の十分な理解のためには、死亡率や予想される合併症についても情報提供されるべきである。
以上より、待期手術を受ける胃癌患者は、合併症の内容とその発生率、死亡率を含めた手術のリスクが説明され(患者に説明できない場合には代理人に)、診療録に記載されるべきである。
参考文献
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2. 阪眞, 笹子三津留 【癌の外科治療におけるインフォームドコンセント】 胃癌 日本外科学会雑誌108巻1号 Page10-14
3. 上西紀夫, 清水伸幸, 山口浩和, 比企直樹, 久保田啓介, 今村和広, 野崎浩二, 吉川朱実, 下山省二, 真船健一 【癌治療とインフォームド・コンセント】 癌手術とICの実際 胃癌治療におけるインフォームド・コンセント 外科治療90巻2号 Page130-135