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QI33 胸部放射線治療の患者説明

放射線治療

実施率の計算方法

分子:
     目的、方法、有害事象(急性障害および慢性障害)について説明がなされ、そのことが診療録に記載されている患者数

分母:      肺癌に対し、胸部放射線治療を受けた患者数

 

参照ガイドライン/先行研究

特になし

 

根拠

 治療の選択肢について、医師と患者間で話し合うべきであることは言うまでもないが、特に放射線治療においては、胸部照射の有害事象に頭髪の脱毛を気にするなど、患者の誤解に基づく恐怖もあるので、それを取り除くための十分な話し合いが必要である。また、事前に起こり得る合併症について十分に説明することで、合併症の早期発見・早期治療につながることも期待される。

 以上より、治療選択の中心は患者であり、起こり得る情報を知り、納得した上で治療を受けるべきであることから、肺癌と診断された患者が胸部放射線治療を受ける場合には、目的、方法、有害事象(急性障害および慢性障害)について説明がなされ、そのことが診療録に記載されるべきである。

 

参考文献

特になし