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QI16 食事指導

術後の記録と説明

実施率の計算方法

分子:
     術前または術後退院より前に、術後の食事に関する指導の診療録記載がある患者数

分母:      胃切除術を受けた胃癌患者数

 

参照ガイドライン/先行研究

胃がん治療ガイドラインの解説 一般用2004年12月改訂 第2版(日本胃癌学会編) Q&A 18 胃がん手術後の食事について

 

根拠

 胃癌手術は、術後の食生活に与える影響が大きい。患者は胃癌が治癒するか否かと同様に、退院後の食生活の変化に関しても不安に感じている。胃癌手術に際して、医師あるいは管理栄養士から術後の食生活についての説明がなされるべきである。

 以上より、術後生活の教育を早期から始めることで、患者の理解が深まり、術後の円滑な回復に寄与することから、胃切除術を受けた患者は、術後に関する食事指導について、術前または術後退院までに説明が行われた旨が診療録に記載されるべきである。

 

参考文献

1.  佐川まさの, 勝部隆男, 今野宗一, ほか 胃癌患者に対する術前術後にわたる継続的栄養指導の検討 東京女子医科大学雑誌78巻2-3 Page119-124