緩和ケアQI
東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻緩和ケア看護学分野 宮下光令
■緩和ケアにおけるQuality Indicator (QI)の策定
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より、痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関して正しく評価を行い、それが障害とならないように予防、対処することで、 Quality of Life(QOL)を改善するためのアプローチと定義されている。海外における緩和ケアは宗教的施設(ホスピス)として紀元4世紀ごろに端を発するといわれている。 >> 続きを読む
- QI 1 疼痛のスクリーニング
- 初期評価
- QI 2 入院したがん患者に対する疼痛の評価
- 初期評価
- QI 3 定量的スケールでの疼痛評価
- 初期評価
- QI 4 オピオイド開始時の疼痛評価
- 初期評価
- QI 5 疼痛の原因評価
- 初期評価
- QI 6 中等度以上の疼痛に対するオピオイド使用
- 疼痛マネジメント
- QI 7 患者教育
- 疼痛マネジメント
- QI 8 疼痛時のレスキュー薬処方
- 疼痛マネジメント
- QI 9 便通対策の指示
- 疼痛マネジメント
- QI10 疼痛に対するフォローと対応
- 疼痛マネジメント
- QI11 外来での疼痛のフォローと対応
- 治療効果のフォローアップ
- QI12 入院患者に対する疼痛のフォローと対応
- 治療効果のフォローアップ
- QI13 レスキューの効果評価
- 治療効果のフォローアップ
- QI14 重度の疼痛に対する鎮痛治療の変更
- 治療効果のフォローアップ
- QI15 鎮痛方法の変更
- 治療効果のフォローアップ
- QI16 疼痛に関する専門スタッフへの紹介
- 難治性疼痛、副作用、依存症などにおける治療の調節
- QI17 骨転移に対する放射線療法
- 難治性疼痛、副作用、依存症などにおける治療の調節
- QI18 オピオイドによる呼吸抑制
- 難治性疼痛、副作用、依存症などにおける治療の調節
- QI19 モルヒネの禁忌
- 難治性疼痛、副作用、依存症などにおける治療の調節
- QI20 鎮静に対する意向
- 意思決定
- QI21 治療に対する意向
- 意思決定
- QI22 治療に対する説明
- 意思決定
- QI23 治療計画の決定と患者の意向
- 意思決定
- QI24 退院調整
- 意思決定
- QI25 がんについての告知
- 適切な説明・情報提供
- QI26 がん再発についての告知
- 適切な説明・情報提供
- QI27 がん再発後の病状説明
- 適切な説明・情報提供
- QI28 再発がんに対する化学療法の治療目標、合併症の説明
- 適切な説明・情報提供