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乳癌QI一覧

治療前評価
QI 1 併存症の評価
分母 乳癌で治療を開始された患者数 分子 併存症の記載がある患者数
QI 2 ホルモン受容体検索の記載
分母 乳癌と診断されている患者数 分子 免疫組織化学的方法によりエストロゲン受容体、プロゲステロン受容体の両方の検索がなされている患者数
QI 3 超音波による腫瘍径の測定
分母 乳癌と診断されている患者数 分子 治療開始前に超音波が行われ、腫瘍径所見が記載されている患者数
QI 4 リンパ節陽性例に対する骨シンチグラム検査
分母 Stage I~IIIの乳癌で、リンパ節転移陽性または腫瘍径5cm以上の記載のある患者数 分子 骨シンチグラムが行われた患者数
外科療法
QI 5 センチネルリンパ節生検、郭清
分母 Stage I~IIIの乳癌で手術を受けた患者数 分子 SNBまたはリンパ節郭清の両方の選択肢について説明がなされ、その記載がある患者数
QI 6 センチネルリンパ節の同定法
分母 削除 分子 削除
QI 7 非浸潤性乳管癌への乳房温存術
分母 削除 分子 削除
QI 8 腫瘍径3cm以下のStage I~IIの乳癌に対する乳房温存術
分母 Stage I~IIの浸潤性乳癌で、腫瘍径3cm以下で広範囲にわたる乳癌の進展、多発癌がない患者数 分子 乳房温存術が行われたか、その選択肢についての説明の記載がある患者数
QI 9 乳房再建の説明
分母 Stage I~IIIの乳癌に対して乳房切除術が行われた患者数 分子 乳房再建についての説明がなされている患者数
QI10 病理報告書における所見の記載
分母 Stage I~IIIの乳癌に対して外科手術が行われた患者数 分子 病理報告書に浸潤径、Grade(組織、または核Grade)、脈管侵襲、リンパ節転移の有無が記載されている患者数
QI11 術後断端陰性確保
分母 StageⅠ~Ⅲで、乳房温存術が施行されて、切除断端陰性で無い患者数 分子 追加切除かブースト照射が行われた患者数
QI12 予防的抗菌剤の適切な投与
分母 手術を受け、予防的抗生剤が投与された乳癌患者数 分子 第1世代セファロスポリンが、当日皮膚切開前に投与された患者数
QI13 腋窩リンパ節の郭清レベル
分母 腋窩リンパ節陽性の乳癌で手術を受けた患者数 分子 レベルIIを含むリンパ節郭清が行われた患者数
薬物療法(化学療法/他)
QI14 局所進行乳癌に対する治療順序
分母 Stage III B、III Cの乳癌患者数 分子 全身化学療法が最初に行われていて、次に手術、放射線治療が行われた患者数
QI15 化学療法施行時の体表面積の記載
分母 化学療法を受けた乳癌患者数 分子 診療録に体表面積が記載されている患者数
QI16 ガイドラインに沿った化学療法
分母 乳癌手術を受けた Intermediate risk (St. Gallenのコンセンサス)以上の再発リスクを持つ患者数 分子 公表されたガイドラインに従った術後薬物療法が行われたか、臨床試験に登録してそれに沿った薬物療法が行われた患者数
QI17 ホルモン受容体陰性の転移・再発乳癌に対する化学療法
分母 転移・再発乳癌患者で、(全身状態が悪いという記載がある者を除く)以下の条件のいずれかを満たす患者数
・ホルモン受容体陰性
・ホルモン受容体陽性で内臓への広範な転移がある
・ホルモン療法を施行された(化学療法はその時点では未施行)患者で、「再発」「進行」などの記載が診療録に存在する
分子 全身化学療法(分子標的治療薬を含む)が行われている患者数
QI18 術後化学療法の内容
分母 術後化学療法を受けた乳癌患者数 分子 アンスラサイクリン、タキサン、CMF、のいずれかが化学療法に含まれている患者数
QI19 術後化学療法のサイクル数
分母 アンスラサイクリン、タキサン、CMFのいずれかの化学療法が術後化学療法として終了し、終了から2週間経過している乳癌患者数 分子 サイクル数が4サイクル以上であった患者数
QI20 浸潤性乳癌におけるHER-2検索
分母 浸潤性乳癌の患者数 分子 HER-2の検査が行われ、記載されている患者数
QI21 転移・再発乳癌に対するトラスツズマブ投与
分母 HER-2陽性の転移・再発乳癌患者数 分子 トラスツズマブが使用された患者数
QI22 リンパ節陽性の浸潤性乳癌に対するトラスツズマブ投与
分母 HER-2陽性でリンパ節陽性の浸潤性乳癌患者数 分子 トラスツズマブが使用された患者数
QI23 HER-2陽性の転移・再発乳癌に対する化学療法とトラスツズマブの同時投与
分母 Q21と重なるので統合し削除 分子 Q21と重なるので統合し削除
QI24 HER-2の確定診断
分母 免疫組織化学的方法で行われたHER-2の検査が2+となった乳癌患者数 分子 FISH法で評価がされた(再検も含む)患者数
薬物療法(ホルモン療法)
QI25 ホルモン療法(ホルモン受容体陽性で腫瘍径1cm以上)
分母 Q16と重なるので統合し削除 分子 Q16と重なるので統合し削除
QI26 ホルモン療法(骨転移のみ)
分母 ホルモン受容体陽性で転移が骨転移のみの進行乳癌患者数(他が検索されて陰性か、検索されていない) 分子 ホルモン療法が行われた患者数
QI27 閉経前の転移・再発乳癌へのホルモン療法
分母 閉経前でホルモン受容体陽性の転移・再発乳癌患者数 分子 卵巣機能抑制療法(LH-RHアナログ、卵巣摘出術)とタモキシフェン、あるいは併用療法を施行された患者数
QI28 閉経後の転移・再発乳癌へのホルモン療法
分母 閉経後でホルモン受容体陽性転移・再発乳癌に対して1次ホルモン治療を受けた患者数 分子 アロマターゼ阻害薬またはタモキシフェンが使用された患者数
QI29 早期乳癌への術後ホルモン療法と化学療法の順序
分母 Stage I~IIで手術を受けたホルモン受容体陽性乳癌で、静注化学療法とホルモン療法の両方を受けている患者数 分子 化学療法が終了してからホルモン療法を受けた患者数
QI30 タモキシフェン抵抗性の転移・再発乳癌患者に対するアロマターゼ阻害薬投与
分母 ホルモン受容体陽性の転移・再発乳癌で、閉経後にタモキシフェン抵抗性(=タモキシフェン服用中に再発、新しい転移、増大のいずれかの記載)となった患者数 分子 アロマターゼ阻害薬が使用された患者数
QI31 タモキシフェン服用困難な乳癌患者に対するアロマターゼ阻害薬
分母 乳癌に対して手術を受け、閉経後タモキシフェン服用中に副作用により服用が困難(=子宮合併症、その他副作用の具体的記載または、タモキシフェン困難との記載)となった患者数 分子 アロマターゼ阻害薬が使用された患者数
薬物療法の副作用
QI32 高リスク化学療法前の予防制吐剤投与
分母 (嘔吐リスクの高い)化学療法を受けた乳癌患者数 分子 セロトニン阻害剤とステロイドの両方が化学療法施行の開始日に処方された患者数
QI33 好中球減少時の発熱への抗生剤投与
分母 好中球数500/mm3以下で38℃以上発熱した乳癌患者数
分子 採血・発熱の記録の遅いものと同じ日に抗生物質が使用された患者数
QI34 タモキシフェン服用中の性器出血への対処
分母 乳癌で術後タモキシフェンを1年以上服用している患者 分子 年1回、婦人科を受診指示をしている患者
放射線療法
QI35 乳房温存術後の全乳房照射
分母 乳房温存術を受けた70歳以下の乳癌患者数 分子 術後全乳房照射が行われた患者数
QI36 断端陽性へのブースト照射
分母 乳房温存手術を受け、断端陽性であった患者数 分子 腫瘍床に対してブースト照射が行われた患者数
QI37 多発脳転移に対する放射線療法
分母 多発脳転移のあった乳癌患者数 分子 放射線療法(定位放射線治療/全脳照射)が行われた患者数
QI38 腋窩リンパ節転移に対する術後照射
分母 乳房切除術が行われ、再発ハイリスクの(T3以上、または4個以上リンパ節転移のいずれか)患者数 分子 術後照射(胸壁±鎖骨上窩)がなされた患者数
QI39 放射線治療計画の事前記載
分母 放射線治療を受けたStage I~IIIの乳癌患者数 分子 1)総照射量、2)1回当たりの照射量あるいは照射回数、3)照射部位、の3つが照射開始前に診療録に記載されている患者数
QI40 放射線療法の完遂
分母 術後放射線療法を開始された乳癌患者数 分子 放射線治療を計画どおりに完遂された患者数(グレード4の毒性の記載のあるものを除く)
フォローアップ
QI41 毎年のマンモグラフィーによる経過観察
分母 乳癌に対して手術を受けて5年以内の患者数(両側乳切患者を除く) 分子 毎年マンモグラフィー検査が行われている患者数
QI42 問診・視触診による経過観察
分母 乳癌で手術を受けて5年以内の患者数 分子 3年以内は半年おき、 3~5年は毎年、 問診、視触診が行われている患者数
QI43 画像検査・腫瘍マーカーの回数
分母 当初の治療を適切に終えた患者数 分子 治療終了後1年の同じ画像検査(CT、超音波、胸部X線、骨シンチグラム)の数が≦2回・腫瘍マーカの検査≦2回(同種類の検査)である患者数